本校はIT技術の専門学校ですが、社会人としての幅広い教養を学ぶとともに、普段触れる機会のない文化への啓蒙もしたいとの思いで、このような試みを行っています
今回は、ITエンジニア科と情報処理科の学生約110名と先生方の前で、演じていただきました。
裏話その1
:京葉線からやや不便な船橋という所為もあり、実は、師匠は約束の時間に10分遅れでした。おいでになられた時の、葛田先生から上楽師匠への一言。「ししょう、ししょうがありましたね」。おわかりですか? 「師匠、支障がありましたね」ですね。
裏話その2
:落語家の方は、絶対に演台に座布団です。僕らの感覚だと椅子の方が楽ですが、やはり噺家の方は座布団です。実は、これを準備するのが意外と骨なんです。この日のために理事長先生にお願いして、お宅から持って来ていただいています。私どもにとっては恐れ多いことです。我が家の座布団なんか、ペチャンコ座布団ですし、ね。
裏話その3
:落語という文化は、言葉はあるけど、文字がないんですね。書物で代々伝えるのではなく、口移し(接吻ではない!)なんです。口から口へ伝える、典型的な口承文化です。ですから、これから話す内容を紙の上で確認するのではなく、師匠から教えられたシーンを思い出して、イメージトレーニングの要領で予習されているようです。これって、大変なことですよね。僕らには、絶対にできないことです。
裏話その4
:師匠に、サインをお願いいたしました。「一笑懸命」「温故知新」と書いていただきました。どちらも含蓄のあるお言葉です。「将来、値打ちが出るかもよ」とは、師匠ご本人のお言葉です。はい、それを期待しています(笑)。
「金明竹」で、加賀屋佐吉から来た使いの人が、次第にイライラしてきたところを演じておられる上楽師匠
なお、学校の公式ページはこちら
http://www.chiba-fjb.ac.jp/www/a150.html
上楽師匠の公式応援サイトはこちらです
http://www.joraku.net/
(General記)
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