2009年10月28日水曜日

三遊亭上楽師匠においでいただきました(裏話)

10月19日の「企業人研究」の授業で、担当の葛田先生のご尽力により、三遊亭上楽師匠のお噺を伺う機会が持てました。葛田先生は、上楽師匠の大学時代の恩師でいらっしゃいます。葛田先生もダジャレがお好きな先生です。

本校はIT技術の専門学校ですが、社会人としての幅広い教養を学ぶとともに、普段触れる機会のない文化への啓蒙もしたいとの思いで、このような試みを行っています

今回は、ITエンジニア科と情報処理科の学生約110名と先生方の前で、演じていただきました。

裏話その1
:京葉線からやや不便な船橋という所為もあり、実は、師匠は約束の時間に10分遅れでした。おいでになられた時の、葛田先生から上楽師匠への一言。「ししょう、ししょうがありましたね」。おわかりですか? 「師匠、支障がありましたね」ですね。

裏話その2
:落語家の方は、絶対に演台に座布団です。僕らの感覚だと椅子の方が楽ですが、やはり噺家の方は座布団です。実は、これを準備するのが意外と骨なんです。この日のために理事長先生にお願いして、お宅から持って来ていただいています。私どもにとっては恐れ多いことです。我が家の座布団なんか、ペチャンコ座布団ですし、ね。

裏話その3
:落語という文化は、言葉はあるけど、文字がないんですね。書物で代々伝えるのではなく、口移し(接吻ではない!)なんです。口から口へ伝える、典型的な口承文化です。ですから、これから話す内容を紙の上で確認するのではなく、師匠から教えられたシーンを思い出して、イメージトレーニングの要領で予習されているようです。これって、大変なことですよね。僕らには、絶対にできないことです。

裏話その4
:師匠に、サインをお願いいたしました。「一笑懸命」「温故知新」と書いていただきました。どちらも含蓄のあるお言葉です。「将来、値打ちが出るかもよ」とは、師匠ご本人のお言葉です。はい、それを期待しています(笑)。



「金明竹」で、加賀屋佐吉から来た使いの人が、次第にイライラしてきたところを演じておられる上楽師匠

 
 
 
 
 
 
 

サインをいただいた、色紙2枚です。





 
 

 

なお、学校の公式ページはこちら
http://www.chiba-fjb.ac.jp/www/a150.html


 
上楽師匠の公式応援サイトはこちらです
http://www.joraku.net/
 
 
                          (General記)













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